京都の散り紅葉の名所めぐり 混雑しない12月上旬がおすすめ
京都で見る紅葉は本当にキレイで美しいですね。
できることなら独り占めしたくなるほどです。
しかし紅葉のシーズンの京都市内は大変な観光客の数で、どこへ行っても大混雑でゆっくり紅葉を楽しむのも難しいです。
そんな時は「散り紅葉」を楽しんでみてはいかがですか?
散り紅葉とは、赤くなった葉が落葉して地面いっぱいに埋める紅葉のことです。
落葉するわけですから紅葉シーズンよりも後の12月上旬が見頃になります。
12月上旬だと紅葉を見に来る観光客の人は激減しますのでゆっくり楽しむことができます。
これこそが散り紅葉をおすすめする理由です。
そこで、京都でも屈指の「散り紅葉」も名所をご案内したいと思います。
冬の訪れを感じさせてくれる、何ともいえない哀愁を感じてみませんか?
東福寺の散り紅葉
京都で1,2を争う紅葉の名所ですが、散り紅葉も美しいです。
通天橋から見る木々もキレイですが、伽藍周辺の散り紅葉も秋色に染まり、それは感動的な美しさです。
拝観時間:
1月~12月初旬まで8:30~16:00(16:30に閉門)
12月初旬~3月末まで9:00~15:30(16:00に閉門)
拝観料:400円、小中学生300円
アクセス: JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」下車、南東へ徒歩10分
毘沙門堂の散り紅葉
山科エリア
この写真の光景は見たことがある人も多いと思います。
「そうだ京都へ行こう」のCMでおなじみ、JRの京都キャンペーンがありますが、2011年の秋バージョンの舞台になったのがこの毘沙門堂です。
見どころは何と言っても、勅使門は続く石段が紅葉で真っ赤に染まるところです。
木々の紅葉もキレイですが、散り紅葉も、秋から冬への季節の移ろいを感じさせてくれ。赤く染まった絨毯のような美しさです。
拝観時間8:30~16:30(閉門は17:00)
拝観料:境内は自由散策、お堂は500円
各線山科駅 徒歩約20分
厭離庵(えんりあん)の散り紅葉
嵐山・嵯峨野エリア
常寂光寺や二尊院にも近い
通常は非公開で秋のみ特別公開される
書院の南庭は小さな庭ですが、そこに広がる苔と深い紅色に染まる紅葉のコントラストがとっても美しいです。
アクセス:市バス嵯峨釈迦堂前バス停から徒歩10分
拝観時間:11月1日~12月7日は9:00~16:00
※それ以外の日時は予約が必要です。
料金:500円
祇王寺(ぎおうじ)の散り紅葉
嵐山・嵯峨野エリア
竹林とかえでに囲まれた静かにたたずむ、平家物語にも登場する草庵です。
そんな祇王寺の苔むす庭園に幾重にも重なる紅葉が、京の秋を感じさせてくれます。
拝観料:大人300円・小人(小中高)100円
大覚寺と祇王寺の共通拝観券があります。
大覚寺500円、祇王寺300円、合計800円ですが
共通拝観券なら600円です。
拝観時間:午前9時~午後5時(受付終了午後4時30分)
JR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅より徒歩20分
京福電鉄 嵐山駅より徒歩20分
高桐院(こうとういん)の散り紅葉
金閣寺周辺
千利休の高弟。細川三斎が父である幽斎を弔うために建立された高桐院。
石灯籠があるのですが、これは千利休の持っていたものとしては天下一と言われたもので、秀吉にその灯籠を欲しいと言われないように一部を壊して欠けさせたとも言われています。
お庭は苔に覆われているのですが、散った紅葉が庭いっぱいに広がり、緑と赤のコントラストがとっても美しいです。
拝観時間9:00~16:30
拝観料:高校生以上400円
中学生300円、小人200円
アクセス:市バス大徳寺前バス停から徒歩15分
蓮華寺(れんげじ)の散り紅葉
八瀬
門を一歩入れば、そこには地面を埋め尽くす幻想的な散り紅葉が広がっています。
イチョウと紅葉に敷き詰められた境内は息をのむ美しさです。
叡電三宅八幡駅から徒歩7分
拝観時間9:00~17:00
拝観料大人400円、中学生以下は無料
まとめ
京都でも指折りの散り紅葉の名所をお案内いたしました。
今回ご紹介した場所は、紅葉も美しいところでもあります。
ですので11月の終盤から12月の初旬にかけてお出かけすれば両方楽しむ事もできます。
赤い絨毯のように美しい散り紅葉を味わってきてください。