カーペットにこぼした赤ワインのシミは塩で取れるか実験しました


カーペットに物をこぼしてしまうとなかなか取れないもの
中でも最も強敵は「赤ワイン」ですね。

色々試したけれども結局キレイに落ちなくてシミになってしまった、なんて方も多いのではないでしょうか。

巷では赤ワインのシミには塩が良いという生活の知恵やおばあちゃんの知恵袋がありますが、実際のところはどうなんでしょうか?

そこで実際にカーペットにワインをこぼして、どういう手順で対応すればよいのか実験を行いました。

結果は如何に?

カーペットのワインのシミは塩で落ちるのか?

実験をする前の気持ち

赤ワインをカーペットにこぼした場合は塩でキレイになるよ!というサイトやブログはたくさんありますが、はたして本当なのか?

[su_note note_color=”#f8eec1″]・シミは多少は残るのではないか?
・ワインのアルコールのニオイはどうなるのか?[/su_note]

など不安な気持ちが大きかったです。

 


今回実験に使ったカーペットはごく一般的なカーペット
素材については表記がありませんが、何らかの化学繊維です。
毛足はカール状になっていて長さは4~5ミリ位です。
色はアイボリー(薄いベージュ色)

 


今回使用したワインはメルシャンのワンコインで購入したもの
アルコール度数は11%
カーペットの上にワインを5ccこぼしました。
(5ccはティースプーン2杯程度、ちょっと口に含ませる程度の量です)

 


カーペットにワインをこぼして30秒ほど放置しておき
その後ワインで濡れている部分に塩を山盛りに乗っけていきます。
(量としてはティスプーン6~7杯分くらいです)

 


塩をかけた瞬間からグングンと水分を吸収し、白い塩が灰色っぽい、紫の薄い色に変色していきます。
こんなに一気に水分を吸い取るなんて思ってもいなかったのでちょっとびっくりです。

 


ふりかけた塩が十分に水分を吸い取ったら山盛りになっている塩をスプーンを使って取り除きます。
塩が水分をかなり吸収しているので、ティッシュに移した後持ち上げると結構重かったです。

 


赤ワインの赤い部分が塩をかけたことでグレーのような、薄い紫色のような色に変色しました。
ここで「このまま色が残ってしまったらどうしよう?」と不安になりました。

灰紫色に変色した部分は触ると指にベトッと水分が付くのである程度乾燥するまで待ちます。

 


変色した部分を触っても指先が濡れないので乾燥OK
ふりかけた塩をキレイにするために掃除機で十二分に吸い取ります。
掃除機で吸っただけではシミはキレイにはなりません

その後濡れた雑巾で変色した部分を叩いてみたり、こすってみたりして汚れを取り除きます。

最初はそんなに変化は感じられませんでしたが、徐々に色が薄くなっていくのを感じました。

 


濡れたタオルをみてもシミ汚れが取れていることが分かります。

完全にシミが取れるまで濡れ雑巾の部位を変えキレイな部分で叩いてこすります。
それでも時間にして3分位の作業です。

すると灰紫色に変色していた部分は完全にキレイになりました。

 


ただ濡れたまま放置をしておくと雑菌が繁殖してしまいカビが発生する恐れもあるので、ドライヤーを使ってよく乾かします。

 


ドライヤーで乾かすと、どこにシミがあったのかわからないくらいキレイになりました。

 


(※アップした画像)
目をカーペットに近づけてみてもキレイになっていることが分かります。
また、ワインをこぼした時のアルコール臭も完全に取れていました。

この実験を行って2日後にカーペットを確認しましたが
どこをキレイにしたのかわからないくらいキレイになっていて結果実験は成功しました。

カーペットにこぼしたワインには重曹も効果的

今回はワインの汚れ取りに塩を使いましたが、塩はもったいないなあと感じる方は、掃除で使う重曹でも同じ結果が得られます。
家に重曹があるならばこちらのほうが経済的なのでおすすめです。
重曹は洗濯や台所の掃除などでも大活躍してくれる便利な素材なので、家に買い置きしておくといざって時に助かります。

まとめ

試した結果、赤ワインをカーペットにこぼした場合、こぼしたワインの上に塩をふりかけ(山盛りに)その後濡れた雑巾で叩いたりこすったりすればシミを残さずキレイになることが立証されました。

今回のポイントは「こぼしたら直ぐに」です。

今回はワインをこぼして直ぐに対処したので綺麗になりましたが、あまり時間が経過してからだとシミが残る可能性も考えられます。
ですので万一こぼした場合は直ぐに対処することが大切だと感じました。

ついうっかりカーペットに赤ワインをこぼした場合は今回の方法でキレイにしてみてくださいね。

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