北朝鮮がミサイル発射する目的は?実は朝鮮戦争に関わりあり?

北朝鮮が、国際的な批判が高まっているにも関わらずミサイル開発、そして発射実験を止めようとしませんね。
日本にとっても相当な脅威であるにも関わらず、どのように対策しているのか心配になってきます。

ところで北朝鮮がミサイルを発射し続ける目的って何なのでしょう?
頑なにミサイル開発と発射をするには北なりの目的があるはずです。

ここでは
北朝鮮がミサイルを発射する目的について簡単に解説していきたいと思います。

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北朝鮮がミサイル発射する目的とは?

北朝鮮がアメリカに対して求めているものは、「金体制の維持」「政権の維持」です。

北朝鮮は、アメリカが敵視政策を取っていると思っています。
そしてその体制の最終的な目的が、「金ファミリーによる政治体制の崩壊」をもくろんでいると感じているんです。

それだけは避けたい北朝鮮側は、何とかアメリカに敵視政策を止めてもらい、現体制の維持を認めてもらいたいと思っています。

ただ、なかなかアメリカが交渉のテーブルに着いてくれないので、ミサイルで脅せば話し合いの場が持たれるだろうと考え、ミサイルと開発し発射実験を行っています。

以前は航行距離の短いミサイルしかありませんでしたが、最近になってアメリカの西側まで届くほどのミサイル・大陸間弾道ミサイルを開発したとアピールし、アメリカ側の譲歩を引き出そうとしているのです。

北朝鮮がアメリカに要求していることとは何?

では、なぜ北朝鮮とアメリカはこんなにも事態がこじれてしまったのでしょうか?

ここでは北朝鮮がアメリカに本当に要求している事柄についてみてみることにします。

北朝鮮がアメリカに平和協定を要求している

もともとは北朝鮮はアメリカに対して朝鮮戦争の平和協定を要求しています。

ん?朝鮮戦争?
社会の時間に出てきたけど、何か関係あるの?
そう思ってしまいますよね。

じつは朝鮮戦争は集結したわけではなく、今は「停戦状態」なんです。
ということは朝鮮戦争は続いているということなんですね。

1950年に始まった朝鮮戦争は1953年に休戦協定が結ばれて、「戦争行為と武力行使を完全に停止する」という事が確認されて停戦状態になりました。
(今でも停戦が続いている、ということで朝鮮戦争は終わってはいないのです)

そこで北朝鮮は「停戦協定」を「平和協定」(講和条約を結ぶこと)にするように求めているのです。

北朝鮮の言い分は、停戦状態にあるにも関わらず韓国にアメリカ軍が駐留していることが脅威なので、平和協定を結び、朝鮮戦争を終結したということにしたいのです。

 

そこで北朝鮮の要求としては

1.核を中心とした自国の国防力(軍事力)を高めて、アメリカとのバランスを取りたい
2.アメリカが行っている北朝鮮に対する敵視政策を止める

この2点について強く要求しているのです。

言い換えれば北朝鮮の現体制の維持を保証してほしい!という内容ですね。

 

しかしアメリカは平和協定の中に北朝鮮の非核化を含まなければ応じないと返答しています。
要は核を放棄しなければ交渉の余地はないよ!と告げているんですね。

当然北朝鮮はこの提案を拒否します。

 

こういった背景があって、アメリカと北朝鮮は折り合いがつかないまま今に至っているということです。

まとめ

朝鮮半島がまだ戦争の途中だったと知らなかった方も多いのではないでしょうか。
もちろん停戦合意がありますので今すぐ戦闘が始めることはありませんが。

核を中心としたミサイルを持つことで自国を、ひいては金体制の維持をはかりたい北朝鮮と、朝鮮半島の非核化を成し遂げたいアメリカの主張は当然ながら真っ二つに別れていって、溝が埋まる気配すらありません。

常にミサイルの標的となりうる我が日本人はどうすればいいのか、いろいろ考えなければならない時期に来たのでしょう。

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