甲子園の土の成分は何?産地はどこで配合割合は?
土のグラウンドに天然芝の外野、そして名物のアルプススタンドなど・・・。
甲子園球場はまさに日本のボールパークとも言える存在です。
グランドはよく整備が行き届いていますが、甲子園球場のグラウンドは水はけが良いことで有名ですね。
ではいったいどんな土が使われているのでしょうか?
甲子園の土の成分は何?
甲子園の土は黒土と砂のブレンドで出来ています。
球場建設にはグランドの土をどうするかが一番の問題でした。
甲子園球場のあたりの土はもともと白っぽいもので、ボールが見にくいものでした。
そのため黒土を合わせてみてはという事になり、その後、土の色目や硬さを確かめながらの試行錯誤が繰り返され現在に至っています。
甲子園の土の産地はどこ?
球場開設時には淡路島の黒土を持ってきて様々実験が行われました。
その後は、岡山県日本原、三重県鈴鹿市、鹿児島県鹿屋、大分県大野郡三重町、鳥取県大山、等々の黒土を使用しています。
特にこの産地という取り決めはないようで、その時その時で判断しています。
黒土にブレンドする砂の産地は、
甲子園浜及び香櫨園浜社有地 ~ 瀬戸内海産の砂浜 ~ 中国福建省と変遷しています。
現在は中国の福建省から取り寄せた砂をブレンドして使っています。
甲子園の土に中国産のものが混ぜてあるなんてちょっと驚きですよね。
甲子園の土の配合割合は?
季節に応じてブレンドの配合は変えています。
春は雨が多いので、水はけを良くするために砂を多めにし、夏は日差しが強いので、グランドが白いと光が反射してボールが見にくいことから黒土を多めにブレンドしています。
阪神甲子園球場のグランドを整備しているのは、阪神園芸という会社です。
長年の経験と技術によって、あの質感と風合いが守られているのですね。
どのくらいの割合で配合しているかはもちろん企業秘密です。
まとめ
野球場の土といってもいろんな人の努力や物語があるものですね。
そんな視点で野球を見てみるとまた違った面白さを発見できそうです。