箱根駅伝7区のコース解説 各ポイントの通過予定時刻と区間記録
箱根駅伝7区のコース解説と、各ポイントでの通過予定時刻と区間記録についてお伝えします。
7区は箱根から下りてきた小田原から平塚までの21.3km。
意外と平坦な道だが主力を投入するなど見どころはあります。
選手目線でコースを解説しています。
箱根駅伝観戦の際にお役立てください。
箱根駅伝7区のコース解説
4区と同じでペースがつかみにくく、意外と走りにくい7区。近年は第88回大会で区間新記録をマークした設楽悠太(東洋大学)のように、「復路の2区」と位置付けて主力選手を配置する大学が増えてきている。
この区間は、全10区間の中で一番気温差が激しい。小田原中継所スタートする午前9時前後は、箱根の山から冷たい風もあって、かなり冷え込む。その後は、晴れていれば太陽が高くなるにつれて選手の正面から受ける陽射しが強くなって気温も上がる。白かった選手の息が見えなくなり、汗が目立つようになる。また、風が吹くと追い風になることが多く、選手と追い風が同じスピードになって無風の中を走る状態になると、体感温度はさらに上がる。
スタート後、国府津駅前までの約9kmはほぼ平坦だが、その後は細かなアップダウンが平塚中継所まで続く。前半でペースに乗り切れていなかったり、オーバーペースで突っ込んでしまうと気温の上昇もあるので後半で失速しかねない。11.6kmの押切橋を渡ってから川匂神社入口まで約300m続く押切坂の上りをリズムよく乗り切っていきたい。
往復コースで行なわれる箱根駅伝だが、往路の唐ヶ原交差点から大磯駅前歩道橋の間が以前は一方通行道路であったことと、現在も西湘バイパスへの合流が危険なため、復路では大磯駅前歩道橋を直進する別コースから海岸線に戻ることになる。
大磯跨道橋はそこだけ見ればたいしたことはないが、20kmを過ぎてからの上り下りになるので簡単にはいかない。シード権など秒差を争うチームにはポイントとなる。
箱根駅伝7区の各ポイン通過予定時刻
各通過ポイント | 距離 | 通過予定時刻 |
鈴廣前 | 0km | 9:00 |
箱根登山電車ガード | 0.95km | 9:02 |
メガネスーパー本社前 | 2.5km | 9:08 |
小田原市民会館前 | 3.0km | 9:10 |
連歌橋交差点 | 6.0km | 9:19 |
国府津駅前信号 | 9.1km | 9:27 |
押切橋出口 | 11.6km | 9:34 |
大磯警察署前 | 15.9km | 9:48 |
大磯駅前歩道橋 | 19.1km | 9:58 |
高村不動産前 | 21.3km | 10:05 |
箱根駅伝7区の区間記録
箱根駅伝7区の区間記録は、2012年の第88回大会での 設楽悠太(東洋大学)の1時間02分32秒です。