読書感想文の書き方 何を書く?構成や書き出しはどうする?
夏休みの定番の課題といえば「読書感想文」ですね。
多くの人が読書感想文に頭を悩ませていることと思います。
本を読むのは好きだけど感想文を書くのは苦手
そんな人でも「書き方のコツ」を掴めば案外ラクラクと書けるものです。
ここでは感想文を書くコツをお伝えしたいと思います。
読書感想文の書き方 何を書けばいいのか?
読書感想文には決まった型やルールというものは存在しません。
ですので思うがままに書けばいいのですが、それができなくて困っているんですよね。
読書感想文を書くコツとしては「自分が読んだ本が面白かった、この本のことを他の人に伝えたい」という気持ちを持って書くのが1番です。
それと宿題だからしょうがないんですけど「やらされている感」をなくすことです。
「感想文?楽勝でしょう」といった前向きな気持ちで臨んで見てください。
それでは感想文には何を書けば良いのかを見ていきます。
例を挙げてみます。
[su_note note_color=”#efeee3″]・どうしてその本を読もうと思ったのか?
・作者についてどう思っているのか?
・本を読む前は、その作品についてどんな印象を持っていたのか?
・登場人物のセリフで気に入ったものは何か?
・この文章、すごくいいなあ、と思ったところはどこか?
・本を読んでみてどのように感じたか?
[su_label type=”important”]ポイント[/su_label]
読んだ後にどう思ったかを書くのではなく、読む前と読んだ後では自分の心がどのように変化したのかということを意識してみる。
これに関連して
・心が動いた、変化したのは作品のどのような場面やポイントなのか?[/su_note]
これらを列挙しただけでも十分原稿用紙は埋まると思いますが、これにプラスして「なぜそう感じたのか?」を付け加えると感想文らしく仕上がります。
本を読むときのポイントなんですが
本に線を引いたり、メモを取りながら読み進めていってください。
感想文は自分の心が動いたことを書き綴るものですので、どの文章やどのセリフに心が動いたのかを読みながらチェックしていって欲しいのです。
これを「読書メモ」と呼んでいます。
その時なぜそう思ったのかの感想も書き加えておくと、後で役に立ちます。
あとは「この場面、自分ならどうするだろうか」と自分に置き換えて読み進めると、自分オリジナルの感想文が出来上がります。
読書感想文の構成(順番)はどうする?
読書感想文には決まった型はありません。
自由に書いていいのですが、それでは考えがまとまりませんのでオーソドックスな構成(順番)を示します。
慣れてきたら自分なりにアレンジしてみてくださいね。
感想文の構成の定番である4段落の構成をご紹介します。
[su_highlight background=”#cfdbf4″]第一段落[/su_highlight]
書き出し部分(後述します)
[su_highlight background=”#cfdbf4″]第二段落[/su_highlight]
わかりやすく手短に「その本のあらすじ」を書きます。
あらすじは必ず書かなければならないものではありませんが、誰もが知っているような作品でなければ軽く書くことも必要になってきまます。
あらすじを書く時に注意点ですが、手短に書くことが重要で本の内容を要約してはいけないことです。
あくまでも手短にどんあ出来事や事象があって、登場人物は何をどうしたのかにスポットを当てて書きます。
[su_highlight background=”#cfdbf4″]第三段落[/su_highlight]
ここが読書感想文のメインになります。
上記で説明した通り、読書メモを見ながら何が良かったのか、そしてその理由は何かを書いていきます。
[su_highlight background=”#cfdbf4″]第四段落[/su_highlight]
ここはまとめの段落です。
読書を通して何を得たのか、そしてそれを生活のかなでどのように生かしていくのかということを書いていきます
読書感想文の書き出しはどう書く?
読書感想文に限らず文章を書く時って書き出しが1番難しいですよね。
書き出しさえ上手くできれば勢いに乗って書くことができるのに・・・。
そこで感想文が苦手な方におススメするのは
「なぜこの本で読書感想文を書こうと思ったのか」から始めるのが1番書きやすいです。
なぜその本を選んだのかという動機を書きます。
例えば
・その作者の別の作品を読んだことがあって、その時ファンになったので
・友人が面白い作品だと勧めてくれたから
・タイトルが気になって中身を見たくなった
・ページ数が少ないのでこれなら読めると思った
等々、いろんな理由が考えられます。
[su_note note_color=”#e8e8e0″]なぜ私がこの本を読んだのかというと、非常に短い文だったので私にも読めるに違いないだろうというのが動機だったが、まさかこんなに感動するなんて思いもしなかった。[/su_note]
このように書きだすのが読書感想文の王道的な書き方です。
いろんな動機や言い回しがあると思いますのでいろいろ試してみてください。
まとめ
読書感想文は宿題であることが多く、なんとなくやらされている感で書いている人が多いと思います。
感想文自体は社会に出ると書くことはなくなりますが、自分の思いや感想をきちんと言葉にして人に伝える能力が必要になります。
感想文を書くということは、自分の思いを言葉にして人に伝える「思考のトレーニング』ですので一生役に立ちます。
是非とも感想文を通してコミュニケーション能力を磨いていってください。
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