結婚式のスピーチのマナーとは? 書き方はどうする?禁句は?
友人の結婚式でのスピーチを頼まれて、おめでたいことだと快く引き受けたものの、どう話したら良いのか分からない、という方は案外多いです。
どんな内容にしたらいいのか、
どんな流れで構成したらいいのか
スピーチすることについて何かマナーがあるのか
等々疑問は尽きません。
そこで結婚式のスピーチについてまとめてみました。
結婚式の友人がするスピーチのマナーとは?
まず最初に考えなければならないのは、自分がスピーチを頼まれたのはどんな立場なのかを理解することです。
友人代表、職場の同僚、先輩、後輩・・・とさまざまな立場があります。
それをしっかり理解すれば、その人にしか話せないスピーチが出来上がります。
だれでも分かるように話をする
結婚式には老若男女、仕事や社会的立場などが異なる人々が集まります。
ですのでどの人にも分かるような言葉を選ぶようにしましょう。
例えば、カタカナ語や流行語などはなるべく控えたほうがいいです。
具体的な話を入れよう
新郎新婦との関係性が分かるように具体的なエピソードを交えると、他の人のスピーチと内容がかぶることがなくなりますし、場が盛り上がります。
しかし暴露話は絶対にNGです。
よく新郎の過去の女性関係を話すような友人がいますが、厳に慎みましょう。
スピーチは手短に
スピーチの時間は3分くらいを目安にして、長すぎる挨拶は禁物です。
3分というと原稿用紙でいえば400字詰で3枚位です。
スピーチの場面になると緊張してしまいつい早口になってしまうものです。
事前にしっかりと練習をして長すぎず短すぎ内容に注意しましょう。
あと、無駄な前口上も要りません
「ただいまご指名にあずかりました◯◯です」
「僭越ではございますが・・・」
などの口上の多様は必要ありません。
「おめでとうございます」の一言から始めるのがよいです。
金言・格言・ことわざの意味を知る
スピーチには金言や格言、ことわざを織りませて話すこともあります。
これはとっても有効なのですが、意味を取り違えていると恥をかくだけです。
事前に十分調べてから盛り込むことにしましょう。
結婚式のスピーチはどう書けばいい?
結婚式でのスピーチは、新郎新婦及び両家に対して「おめでたい」「いつまでも幸せに」という気持ちを込めて行なうものですから、特に決まった書き方はなく、祝福を前面に出すように構成すればいいです。
とはいっても何か手本がないと書き進めることは難しいですね。
そこでスピーチの一般的な構成をご紹介します。
[su_note note_color=”#fdfcc6″]①お祝いの言葉
結婚をお祝いする言葉や招待されたお礼を述べます。
②自己紹介
自分の名前と新郎新婦との関係も簡単に紹介します。
③エピソードや思い出
ここはスピーチの核となる部分です。
新郎新婦の人柄がわかる、列席者も知らない一面で、自分だからこそ話せる思い出やエピソードを具体的に話します。
ユーモアを交えて話すと会場が盛り上がります。
④二人への激励、はなむけ
エピソードを受ける形で、これからの結婚生活に向けての励ましの言葉を贈ります。
⑤結びの言葉
「おめでとうございます」など、二人を祝福するお祝いのことばや、招待してくれたことへのお礼の言葉を述べて結びます。[/su_note]
これが一般的な構成になります。
結婚式のスピーチにおける禁句ってあるの?
結婚式のスピーチではいわゆる「忌み言葉」というものは慎まなければなりません。
忌み言葉は下記のようなものです。
「離婚を連想させるもの」
出る、戻る、返す、去る、帰る、離れる、割れる、破れる、だめになる、冷える、飽きる、重ねる、終わる、滅びる・・・などです。
「再婚を連想させる重ね言葉」
いよいよ、重ね重ね、またまた、たびたび、かえすがえす、くれぐれ、再び、しばしば、重々、重ねて・・・などです。
「慶事に相応しくない言葉」
失う、落ちる、枯れる、朽ちる、くずれる、倒れる、潰れる・・・などです。
まとめ
結婚式はその人にとっては人生の晴れ舞台です。
あなたのスピーチで花を添えてあげましょう。
と言ってもそんなに緊張しないで、心からの祝福を言葉にして話せばOKですから固くならないで事前の準備を整えましょう。