お彼岸に届くように出す結婚式の招待状はマナー違反なの?
結婚式の日取りも決まり、何かと忙しい毎日を過ごされているお二人、おめでとうございます。
ところで結婚式の招待状を出す時期について、式場のプランナーの方に「この日に出してください」、とアドバイスされるかと思いますが、到着するだろう時期がちょうどお彼岸の期間中であることがわかり、どうしたらよいかわからなくなってはいませんか?
「お彼岸の機関にお祝いごとはマナー違反だ」と聞いたことがあり、だったら日を変えたほうがよいのかどうかは悩むところだと思います。
そこで、結婚式の招待状お彼岸に時期に送ることはマナー違反なのかどうか
についてお伝えしたいと思います。
お彼岸に結婚式の招待状を送ってもよい?マナー違反?
そもそもお彼岸って何をするの?
お彼岸は、かんたんに言ってしまえば、お墓参りをしたり、お寺で行う行事に参加してご先祖様を供養する期間の事を言います。
お彼岸にお祝いごとはダメなの?
そうすると、ご先祖さまを供養しなければならないのがお彼岸だから、お祝いなどの行事はやってはいけないのではないかと思いがちですよね。
たしかに親戚の叔父さん、叔母さんなどは「お彼岸やお盆にはお祝いごとは控えるべき」ということを言います。
しかしその根拠になるような仏教的な禁忌というものはありません。
つまり、お彼岸の記事にやってはいけない、というようなものはない!ということです。
もしかすると、「お彼岸にお祝いごとは・・・」とおっしゃる方は、ご先祖様の供養はついつい忘れてしまいがちなので、せめてお彼岸の時期だけはお墓参りなどを優先的に行いましょうね、という意味で使っているのかもしれません。
お彼岸にでも結婚式の招待状を送ってもOK
このように見てきますと、お彼岸にお祝いごとをしてはいけないというのは、単なる迷信のようなもので、仏教的にもなんら根拠がありません。
一方で、招待状を送る日は「大安」が良いとされています。
結婚式場のプランナーの方もそれを意識して送る日をしてしていることでしょう。
ですので結婚式の招待状がお彼岸の期間中に相手方に到着することは、何ら問題はありません。
しかし、配慮も必要かも
お彼岸にお祝いごとをしてはいけない根拠がないからといって、それを知らない人が招待状を受け取ると「何て非常識な人なの?」と思われてしまうかもしれません。
招待状を送ったということは、その方々にも祝福してもらいたいですよね。
気にする人もいることは確かなので、せっかくのおめでたい出来事なので、お互いに気持ちよく過ごすためにも。お彼岸の時期を避けて招待状を送ってみてはいかがでしょうか?
原則を知っているうえで、あえてお彼岸の時期を避ければ、送る側も納得が行きますよね。
まとめ
お彼岸の時期にお位祝い事をすることに問題はなく、マナー違反でもありません。
しかし、それを知らない人で気にする人もいるので、お互い気持ち良す過ごすためにも、お彼岸の時期を避けて招待状を出すのがベターです。
冠婚葬祭については、地域性もあると思いますので、原則を知りつつも、昔ながらの週間や風習に習うという柔軟性を持って対応していただけたらと思います。