箱根駅伝8区のコース解説 各ポイント通過予想時間と区間記録
箱根駅伝の8区のコース解説と、各ポイントの予想通過時間、8区の区間記録をお伝えします。
8区は総合優勝争いも注目ですが、箱根駅伝のもう一つのドラマである繰り上げスタートがあるかないかも見どころの一つです。
これまでも残り数秒で涙の繰り上げスタート、というドラマがあった8区。
選手目線でのコース解説をしていますので、箱根駅伝の観戦のお供に役立ててください。
箱根駅伝8区のコース解説
8区は、スタートしてからしばらくの海岸線は平坦なコースが続く。優勝争い、シード権争いはもちろんだが、下位で苦戦しているチームにとっては繰り上げスタートも気になり始める区間だ。
ここでの選手の敵は7区同様、正面から照り付ける太陽の陽射しと追い風。海岸線のコンディションに注意しないと思わぬスピードが出たしない、中盤以降に続く上りで脱水症状を引き起こす原因を作ってしまうことになる。
そして9.6kmの浜須賀歩道橋を左折して海岸線に分かれを告げると、湘南新道へ。ここから1kmほど過ぎると、多少のアップダウンを含む約9kmに渡るダラダラとした上り坂が待っている。この坂は、上昇する気温とともにボディーブローのように選手を苦しめる。前半でオーバーペースになっていると、14km過ぎにある藤沢跨線橋を越えたあたりから、ペースダウンを強いられる。海岸線を快調に名知っていたはずの選手が「なせ?」と思うほど大量の汗をかいて、もがき苦しむシーンが多く見られる。
特に15.9kmからの約500m続く遊行寺の坂は、コース全体でも有数の急な上り坂で、選手の視線が自然と足下に落ちていく。そして、1号線に戻った終盤の19.5kmの原宿交差点から約1kmだらだら続く2つの上り坂も手強い。
選手を長く苦しめた上りも終わろうとする原宿第一歩道橋を過ぎると残り1km。いよいよ箱根駅伝も終盤に近づいていく。
8区の各ポイント通貨予定時刻
通過ポイント | 距離 | 通過予想時間 |
高村不動産前 | 0km | 10:05 |
湘南大橋出口 | 3.4km | 10:15 |
浜須賀歩道橋 | 9.6km | 10:32 |
藤沢警察署前 | 13.7km | 10:46 |
藤沢橋交差点 | 15.5km | 10:54 |
原宿交差点 | 19.5km | 11:08 |
トヨタカローラ神奈川 戸塚店 | 21.4km | 11:14 |
箱根駅伝8区の区間記録
箱根駅伝8区の区間記録は、1997年、第73回大会の古田哲弘(山梨学院大学)の1時間04分05秒です