箱根駅伝2区のコース解説 ポイント予想通過時間と区間記録

箱根駅伝の第2区は最も見ごたえのある区間であります。各大学はエースを揃えてくることから「花の2区」とも呼ばれています。
またこの区間はごぼう抜きが多く見られる区間でもあります。

そんな箱根駅伝の”華”ともいえる第2区のコース解説と各ポイントの通過予想時間、区間記録についてお伝えします。

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箱根駅伝 2区のコース解説

箱根駅伝の第2区は、鶴見中継所から戸塚中継所までの23.1km。

23.1kmの2区は、9区と並び平地区間では最長距離。また、2つの厳しい上り坂があるタフなコース。毎回、学生長距離界をリードする各校のエースが顔をそろえることから、”花の2区”と呼ばれ、彼らが数々の名勝負を生み出してきた。他の区間のように「入りはゆっくり」などと考えていては勝負にならないため、1km3分を切るハイペースで突っ込んでいく。区間賞を狙うには5km通貨は14分30秒を切ることが目安。8.5km付近から約300mある横浜駅東口前の直線道路は格好の観戦ポイントで、毎回熱心なファンの応援が幾重にも重なって選手を後押しする。

10kmを通過するあたりから、見た目にはわからないだらだらとした上りが始まる。そして本格的な上り坂の1つ目、「権太坂」が待ち構える。横浜横須賀道路のガードをくぐる14km手前から約1.5km続き、左右にカーブしながら約20mも上る。途中の14.6kmに権太坂上信号があるが、頂上は焼く800mの狩場町バス停前なので表示に惑わされてはいけない。しかし、今田坂の上りで息切れしているようでは2区を攻略できない。

今度は緩やかに4kmほど下って、20km付近の横浜新道との合流点から戸塚中継所のある古谷商事前までの約3kmに及ぶ、2つ目の上り坂が待っている。1kmごとに上って下って上っているが、この間で約40m上る。特にラスト800mの急な上り坂は非常にきつく、各校のエースと言えども苦痛に顔が歪む。この2つの坂を攻略した者が”花の2区”を制する。

チームの争いとともに個人成績にも注目したい。メクボ・ジョブ・モグス(山梨学院大学)の区間記録、1時間6分04秒を破るには、5kmごとが14分20秒を切るペースが要求されるが、際簿のアップダウンを考えると20kmは57分前後では通過したいところ。20kmの日本記録が57分24秒であることから考えれば、そのレベルの高さがうかがえるだろう。
また、駅伝の醍醐味である「ごぼう抜き」が見られるのもこの区間がほとんどだ。ただ、残念ながら10人以上のごぼう抜きをした選手の大学が総合優勝したことはない。

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箱根駅伝2区コースの各ポイント予想通過時間

通過ポイント 距離 通過予想時間
鶴見区市場大和町歩道橋 0km 9:04
生麦駅前大黒町交差点 3.0km 9:13
新子安高速道路ガード 4.7km 9:18
神奈川区新町歩道橋 6.1km 9:21
横浜駅東口 8.5km 9:29
旧高島町駅ガード 9.0km 9:31
保土ヶ谷駅前 11.5km 9:38
権太坂上信号 14.6km 9:48
不動坂交差点 19.2km 10:00
古谷商事前 23.1km 10:13

箱根駅伝2区の区間記録

2区の区間記録は2009年、第85回大会のM.J.モグス(山梨学院大学)の1時間06分04秒です。

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