箱根駅伝5区のコース解説 ポイント予想通過時間と区間記録

箱根駅伝の5区のコース解説と各ポイント通過予想時刻、そして5区の区間記録についてお伝えします。

箱根駅伝の”花”といえばエースが揃う2区ですが、最近は山登りの5区が見ていて非常に楽しいですね。
「山の神」と称されるランナーの活躍で注目度がアップしています。

そんな5区のコース解説、テレビを見ながら参照されると、より楽しく観戦できます。

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箱根駅伝5区のコース解説

「山上り」と言われる5区は、第82回大会から最長区間となった。また、今回からは函嶺洞門の通行禁止に伴い、早川を渡るバイパス道路を新コースに変更されている。

往路の小田原中継所の標高は約10m。ここから標高874mの国道1号線最高点まで駆け上がる。長丁場に加えて非常にタフなコースへと変更を遂げた。第88回大会で柏原竜二(東洋大学)が、小田原中継所で1分54秒だった2位との差を5分07秒まで広げて総合優勝を決定づけたように、勝負の流れを左右する区間だ。

1kmを過ぎた板橋交差点あたりから少しずつ上り始め、1.5kmの箱根登山鉄道ガードを過ぎると箱根山に続く上り坂が始まる。選手はいよいよ山が近づいてきたことを肌で感じながら、風祭訃音までに約30m上がっていく。しかし、ここまではまだまだ序の口だ。本格的な上りは箱根湯本駅を過ぎた5.5kmから。ここから約13kmにわたり、曲がりくねった急な上りが続く。極端な前傾姿勢、足の接地時間の長さなど、選手の動きから、そのほどがよくわかるはずだ。

芦之湯のガソリンスタンド跡を過ぎた18.0kmでいったん上りが終わり、フラワーセンターまで急に下るとすぐに、18.7kmの1号線最高点まで最後の急な上りとなる。その後は21.8kmの箱根神社大鳥居まで、一転して下る。最高点から下り始めて1kmほどすると、選手の右手に寒い日には氷の張った精進池が、そしてすぐ後ろには眼下にフィニッシュ地点の芦ノ湖畔が見えてくる。この下りでいかに走りを切り替えられ羽化が大きなポイント。上るだけなら根性で押し切ることもできるが、力を使い果たしてしまうと下りで脚の踏ん張りが利かなくなり、急激なペースダウンにつながりかねない。「山上り」と呼ばれるが、くだりに入ってからの約4kmで思わぬ大きな差がつくのだ。

数年前からコース解説で指摘しているが、脱水にも注意が必要。気温が低いので見た目の発汗は比較的少ないが、水分は呼吸時にも奪われていることを忘れてはいけない。窓に息を吹きかけるとわかるだろうが、呼気には水分が含まれている。呼気1回の水分量はわずかなものだが、呼吸数が通常の何倍にもなるので侮れない。5区だけでなく、レース当日までの水分コントロールとスタート前の水分摂取には細心の注意が必要となる。

また、箱根駅伝コース上にある唯一の踏切、箱根登山鉄道の小涌谷踏切が13.1kmにある。万一、選手と電車が重なった場合には、鉄道職員の誘導で電車が一時停止して選手を優先通過させてくれることになっている。

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箱根駅伝5区の各ポイント予想通過時間

通過ポイント 距離 予想通過時刻
メガネスーパー本社前 0km 12:12
箱根登山鉄道ガード 1.5km 12:17
鈴廣前 2.5km 12:20
箱根新道入口 4.5km 12:26
箱根湯本駅前 5.5km 12:28
大平台ヘアピンカーブ 9.6km 12:38
箱根小涌園前 14.3km 13:00
恵明学園前 15.8km 13:04
芦之湯フラワーセンター前 18.4km 13:13
箱根神社大鳥居 21.7km 13:26
芦ノ湖駐車場入口 23.2km 13:31

箱根駅伝5区の区間記録

箱根駅伝5区の区間記録は、2015年の第91回大会での神野大地(青山学院大学)の1時間16分15秒です。

上記にも書きましたが、2015年の第91回大会より距離が変更になったために、91回大会の記録がそのまま区間記録となりました。

ですので第90回以前の区間記録は、あくまでも「参考記録」となりました。

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