脳梗塞予防に納豆は良い?夜食べる理由と美味しいレシピも
今のところ健康に問題はないけれども、周りで脳梗塞になった人がいて自分事のように感じ不安になってしまうことはよくありますね。
そこで対策を立てようと思っていた所、
納豆が脳梗塞の予防にいいよ、ということを聞いた。
しかしその半面、脳梗塞にはよくないので食べないほうが良いとも聞く。
いったいどちらが正しいのでしょうか?
脳梗塞の予防に納豆は効果あるの?
納豆には、ナットウキナーゼと呼ばれる酵素があって、血栓の主成分であるフィブリンというものに直接作用し分解する働きがあります。
ですので納豆を食べると血液がサラサラになると言えます。
脳梗塞の原因は動脈硬化であり、動脈硬化は血栓が血管の壁に張り付いて血液の流れを悪くすることで起こります。
そこで納豆を食べることによって血栓を溶かしてくれるので、脳梗塞の予防に役だっています。
また一方で納豆は脳梗塞には効果がないとも言われていますので、どちらが正解なのかわからなくなってきますよね。
納豆を食べてはいけない人はこんな人
納豆を食べてはいけないのは、既に脳梗塞を発症している人なのです。
脳梗塞は脳の血管が詰まってしまい血液がそれ以上流れなくなることで発症しますが、脳梗塞発症後は、血液が固まりにくくする薬が処方されます。
(ワーファリンと呼ばれる薬です)
一方で納豆にはビタミンKという成分が入っていて、このビタミンKには凝固機能があります。
薬で血液をサラサラにしようとしているのに、凝固機能があるものを摂取すると薬の効果が無くなってしまいます。
だから脳梗塞を発症し、ワーファリン等の薬を処方されている方は納豆を食べてはいけないという訳なんです。
ですので健康な人が脳梗塞予防のために納豆を食べることはむしろおススメすべきことなんです。
もっとも、納豆だけ食べていれば良いわけではありません。
バランスのとれた食事が基本であることは間違いありませんから。
納豆は夜に食べるほうが良いって本当?
通常納豆って朝食べていますよね。
朝食の定番といってもいいと思います。
しかし脳梗塞予防として納豆を食べる場合は、「夜」に食べると効果的なんです。
と言うのは、脳梗塞の発症が夜間から早朝にかけての時間帯がもっとも多いのです。
そのためナットウキナーゼがその時間帯に血栓予防の効果を発揮できるように、納豆は夜食べたほうがいいのです。
要するに深夜に発生しやすい血栓予防のために、ナットウキナーゼの活躍する時間を逆算して、夜食べた方が効果的という事です。
もっとも特に脳梗塞予防として納豆を食べるのでなければ、朝でも夜でもいつ食べても構いません。
脳梗塞予防には納豆!!美味しく食べるレシピ
脳梗塞の予防のために納豆を大いに食べたいものですが、いつも醤油やタレだけでは味に飽きてしまいますよね。
そこで納豆大好きな管理人がこれまで試してきた様々な納豆の食べ方をご紹介します。
納豆キムチ
キムチを納豆と同じくらいの大きさにみじん切りします。
簡単にできる割には相性バツグンで美味しいですよ。
にんにく納豆
納豆にすりおろしたにんにく(チューブのものでOK)にみじん切りにしたタマネギを入れます。
納豆を合わせることでにんにくのニオイを抑えてくれるので臭くありません。
納豆チャーハン
納豆スパゲッティー
・・・チャーハンやスパゲッティーに乗せるだけですが相性いいです。
薬味を色々いれてみる
納豆にタレを入れよく混ぜ、最後に大根おろしを加えます。
それにネギやかつお節、卵黄を加えると納豆の旨さが一層引き立ちます。
納豆に、お醤油やタレではなくお味噌を入れる
キザミ海苔やネギ、卵黄を入れると味噌と納豆が絶妙なハーモニーに。
海苔にご飯と納豆を乗せ、そこに岩のりを乗せ、海苔を巻いて(手巻き寿司の要領)食べます。
岩のりのちょっぴり甘い所が絶妙でおいしいです。
レシピ、なんて言いましたが、ただ色んなものと組み合わせただけでしたね。
でも普段しない食べ方をすると納豆の美味しさを再発見します。
毎日食べたい納豆なのでいろんなアレンジを試してみてくださいね。
まとめ
脳梗塞の予防には納豆は効果的です。
しかも朝よりも夜に食べるのがいいです。
意外にもいろんな食べ物との相性が良い納豆ですので、さまざまアレンジしてくださいね。
でも納豆だけ食べていてもいけませんので正しい食生活を心がけてください。
そして脳梗塞を発症した方で薬を処方されている場合は、納豆は食べないでください。
薬の効果が無くなってしまいますので。