箱根駅伝3区のコース解説 各ポイント通過予想時間と区間記録
箱根駅伝3区のコース解説と、主要ポイントの通過予想時間、それに3区の区間記録についてお伝えします。
選手目線でのコース解説なのでより箱根駅伝を楽しめると思います。
箱根駅伝3区のコース解説
3区は往路の中盤に位置する区間です。。距離こそ1区とほぼ同じですが、都会のビルの谷間をぬってきた1区とは随分違い、変化に富んだ美しい景色を見るのも楽しいものです。
最初はわずかな上り坂だが、1km付近の原宿第一歩道橋の手前からは長い下りが続く。
4km過ぎの藤沢バイパス出口で国道1号線から湘南新道に入り、5.2km付近は下る一方。
その後も7km過ぎの東海道本線を超える藤沢跨線橋などの細やかなアップダウンをしながら、10km過ぎの高砂歩道橋までの約9kmはほとんどが下り坂。見た目にはあまり分からないが、この間に約60m下っている。緩やかな下りだがら走りやすそうまものだが、うまくペースをコントロールしないと海岸線に出てからの後半が苦しくなる。
11.9kmの浜須賀歩道橋を右折して134号線に出ると、左に相模湾、正面には富士山を望む。箱根駅伝の中で一番の景勝地だ。平塚中継所まで約10km続く海岸線は、ほぼ平坦で走りやすい。しかし、選手にとっては良いことばかりではない。天気が良ければ太陽の陽射しを浴びて体感温度がグングン上昇し、風が吹けば向かい風になることがほとんどだからだ。
防砂林のある海岸線だが、風が強い日は砂浜の砂がコースまで飛んでくることもあるので、スリップはもちろん、選手の目にも”強敵”となる。
景色はすばらしいが、すべての条件が整うケースはほとんどない。前半の下りをうまく乗り切れなかった選手には、最後に大きなツケが回ってくる。
3区の各ポイント通過予想時間
通過ポイント | 距離 | 通過予想時間 |
古谷商事前 | 0km | 10:13 |
藤沢橋交差点 | 6.0km | 10:31 |
藤沢警察署 | 7.8km | 10:36 |
浜須賀歩道橋 | 11.9km | 10:49 |
湘南大橋出口 | 18.1km | 11:07 |
唐ヶ原交差点前 | 21.4km | 11:17 |
箱根駅伝3区の区間記録
箱根駅伝3区の区間記録は、2012年の第88回大会の、O.コスマス(山梨学院大学)の1時間01分38秒です。