箱根駅伝9区のコース概要 通過ポイントの予想時刻と区間記録
箱根駅伝9区のコース解説と各ポイントでの予想通過時間、それに9区の区間記録についてお伝えしています。
箱根駅伝9区は優勝争い、それにシード権争いを決定づけるといっても良い区間です。
最大の難所は権太坂。
毎年ドラマが起こりますので見逃せません。
選手目線でのコース解説をしていますのでより臨場感を持っていただけると思います。
箱根駅伝観戦のお供にしてください。
箱根駅伝9区のコース解説
2区を逆走する9区。レースが終盤に差し掛かっているため、優勝、シード権争いへの決定打を放てる”復路のエース”が集う。また、繰り上げスタート(先頭が通過してから20分後)にならず、母校のタスキを10区間つなげるためにも、9区の選手は先頭とのタイム差を意識する必要がある。
タスキを受け取ると、いきなり急な下り坂が待ち構える。ところが、ここであわてて、いきなりスピードを出すと、ペース感覚が狂ってしまう。もちろん最初の1kmは2分40秒前後では入らないと話にならないが、下り坂に「走らされて」しまうのではなく、自分自身でスピードを”コントロール”できないと、流れをつかむことができない。最初の3kmまでの下りでペースをつかめるかどうかが、9区を攻略するための重要なポイントだ。
そして約4kmの緩やかな上りの後、権太坂の下りに続き、保土ヶ谷橋から浜松町交差点付近まで緩やかで長い坂が約6km続く。高島町を通過するあたりで選手の右手には港町・横浜の「みなとみらい21地区」に林立するビル群が見えてくる。ここを左折すると今度は、観衆でごった返す横浜駅東口前の直線を抜けていく。
青木通の交差点から第一京浜に入り、鶴見中継所までの約7kmはほとんど一直線のコース。このあたりからは片道4車線など道幅も広く、それほど高いビルもないので目標となるものが少ない。選手はそれぞれ信号などのしっかりとしたポイントを設定しておかなければペースが狂ってしまうので注意が必要だ。
箱根駅伝9区の各ポイントにおける予想通過時刻
通過ポイント | 距離 | 予想通過時刻 |
トヨタカローラ神奈川 戸塚店 | 0km | 11:14 |
不動坂交差点 | 4.0km | 11:26 |
権太坂上信号 | 8.5km | 11:39 |
保土ヶ谷駅前 | 11.3km | 11:49 |
旧高島町駅ガード | 14.1km | 11:57 |
横浜駅東口 | 14.7km | 11:59 |
神奈川区新町歩道橋 | 17.1km | 12:05 |
新子安高速道路ガード | 18.5km | 12:10 |
生麦駅前大黒町交差点 | 20.2km | 12:15 |
鶴見市場交番前 | 23.1km | 12:24 |
箱根駅伝9区の区間記録
箱根駅伝9区の区間記録は、2008年、第83回大会の篠藤淳(中央学院大学)の1時間08分01秒です。