低温やけどに注意 使い捨てカイロの正しい使い方と長持ちさせる方法

寒くなると欠かせないものの1つに「使い捨てカイロ」があります。
すぐに暖かくなるので外出するときには本当に便利なものですが、間違った使い方をしている人も多いようです。

そこでここでは
・使い捨てカイロの正しい使い方としてはいけないこと
・使い捨てカイロは低温やけどに注意して
・使い捨てカイロを長持ちさせる裏技
についてお伝えしたいと思います。

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使い捨てカイロの正しい使い方としてはいけないこと

カイロを揉みすぎない

使い捨てカイロを袋から取り出してものすごく揉んでいるる人をたまに見かけますが、たくさん揉んだからと言って早く温まるというわけではないです。

逆に揉みすぎると暖かくならないこともあります。
というのはカイロは空気に触れることで発熱するようになっていて、その空気を取り込む穴が空いています。
揉みすぎると中身がその穴を塞いでしまうこともありますので、正しくは袋から出して数回振るだけで十分発熱します。

長時間同じ場所に貼らない

長い時間同じ場所にカイロを貼ってしまうと「低温やけど」を起こす可能性があります。
くわしくは後述します。

靴の中には入れない

靴の中は通気性が悪いので、貼るタイプのカイロを靴の中に入れると発熱に必要な空気が足りなくなり発熱しなくなります。
靴の中を温める場合は「靴の中専用」のカイロを使うようにしてください。
靴の中用のカイロは少ない空気での発熱するようにできているのです。

使用後は適切に処理する

使用後のカイロの中身を取り出して畑にまいて肥料にする、という方もいらっしゃいます。
カイロの中には鉄の酸化を早めるために塩が入っています。
その塩を土の中にまくと土の性質が変わってしまう可能性もあり、作物に影響が残ることも考えられます。

農業に詳しい方ならが大丈夫ですが、そうでなければ使い終わったカイロを土にまくことは控えたほうがよいでしょう。

飛行機に乗る場合は機内持ち込みにしない

使い捨てカイロの中身は鉄ですので、金属探知機が反応します。
その場で空港職員の方に確認してもらえばいいですが、ちょっと煩わしさを感じますよね。

なので使い捨てカイロは機内持ち込みにはしないで、預ける方の荷物に入れるようにしましょう。

一日使ったカイロは帰宅後にも再利用

一日使ったカイロでもまだ暖かい場合がありますよね。
そんな時はお布団の中に入れておくと、お布団を温めてくれるので寝るときには温かい状態にしてくれますよ。
※布団が温まったらカイロは取り出しましょう。

使い捨てカイロは低温やけどに注意!!

使い捨てカイロはとっても暖かいので、朝貼ったらそのままずっと貼りっぱなしという方もいらっしゃるかも知れません。

しかしカイロで一番怖いものは「低温やけど」です。

低温やけどの症状

皮膚が赤くなりヒリヒリとした痛みが出ます。
また程度が重いと水ぶくれができます。
重症化すると皮膚が壊死してしまうこともあります。

また特徴としては通常のやけどは皮膚の表面だけの問題ですが、低温やけどは皮膚の深い部分まで損傷してしまうことです。

低温やけどを防ぐために注意するべきこと
・長い時間同じ場所に使わない(特に貼るタイプのものは注意)
・寝るときには低温やけどを起こしやすいので使わない
・ちょっと熱いなあ、と感じたらすぐに剥がす
・こたつやファンヒーターなど暖房機器を使いながらカイロも使うと温度が上がりすぎるのでカイロは使わないようにしましょう。
・肌の状態をこまめにチェックしましょう(皮膚が赤くなっていたら場所を変えましょう)

基本は同じ場所に長い時間貼らないことです。
それだけ注意しておけばいいでしょう。

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使い捨てカイロを長持ちさせる裏技

一日のうちカイロを使ったり使わなかったりすることも多いかと思います。
使っていないのに発熱させておくのはもったいないですよね。

そんな時は、ジップロックのような口がチャックになっているビニール袋に入れて密封すると一時的に発熱を抑えることができます。

カイロは中に入っている鉄が空気と反応して発熱するので、その空気を遮断すれば発熱しなくなるというわけです。

再び使う場合は袋から出せばまた空気に反応するので暖かくなります。

使い捨てとは言え長く持たせたいですからね。

まとめ

使い捨てカイロの正しい使い方等についてお伝えしてきました。

当たり前のことではありますが、製品の説明書きをよく読むことが大切です。
そして低温やけどには十分注意してください。

カイロ1つで随分暖かさが違いますよね。
正しく使って寒い冬を乗り切りましょう!!

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