急な尿意で尿もれしてしまう その原因と簡単にできる対処法

突然、急激に尿意が襲ってきて、あわててトイレに駆け込んだけれど間に合わず尿もれをしたことがある、
そんな経験はありませんか?

オシッコに関する悩みは恥ずかしさもあって人にも話せず、病院の受診を受けないで1人で悩んでいる人も多いです。

一度尿もれを体験してしまうと、ついつい尿のことで頭がいっぱいになってしまいモヤモヤした気分から抜け出せないものです。

それにバス旅行やスポーツ、友人との外食などそれまで楽しかったことから遠ざかってしまいがちです。

しかしこのような急激な尿意による尿もれは40歳以上の8人に1人が抱えている悩みなんです。
あなただけではありませんよ。

それにある簡単な事を行うだけで症状が改善される対処方法もありますので安心してください。

そこでここでは
・急な尿意による尿もれの原因とは何か
・尿もれを予防する対処法
についてお伝えしたいと思います。

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急な尿意による尿もれは過活動膀胱かも

急に尿意を催してトイレに間に合わないのは、過活動膀胱かも知れません。

過活動膀胱とは何?

過活動膀胱とは
トイレが近くなったり、トイレに行くまでが我慢できずに尿がもれてしまうなどの症状がでる病気です。

過活動膀胱がある人は、膀胱の感覚が敏感になっていて、尿が少ししか溜まらなかったり、排尿の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮してしまう状態にあります。

過活動膀胱の症状とは

尿意切迫感

急な尿意を感じて我慢できなくなってしまう

頻尿

尿意が繰り返されるためにトイレが近くなってしまう

切迫性尿失禁

激しい尿意がありトイレまで我慢できずに尿もれをしてしまう

切迫性尿失禁はこんな時におこりやすい
帰宅して玄関のカギを開けようとした時
トイレにはたどり着いたけどドアノブに手をかけた瞬間
トイレに入り下着を下ろしている時
手を洗ったり水仕事をしている時

急な尿意による尿もれ「過活動膀胱」の原因とは?

多くの場合、骨盤底筋が弱くなってしまったことが原因と考えられています。

骨盤底筋は、骨盤の中で膀胱や腸など下腹部の臓器を支えている筋肉です。
骨盤底筋が十分に機能していれば、膀胱の出口をしっかり閉じたり開けたりできるので尿トラブルは起きませんが、加齢などで弱ってくると膀胱の出口をしっかり締めることができなくなり尿が漏れてしまいます。

過活動膀胱による尿もれの対策法は?

膀胱訓練

この膀胱訓練というのは簡単に言えば「オシッコを我慢する」というものです、。

過活動膀胱の場合、急な尿意があり我慢できなくてトイレに行ってしまいますが、実際には膀胱がいっぱいになっているわけでなありません。

だけど尿もれが心配なので少しでも尿意を感じたら早めにトイレに行くのが習慣になってしまっているのです。

そこで、尿意を感じたらトイレに行きたくても少しの時間だけ我慢しようという訓練です。

はじめは5分だけ我慢してみる
その次は10分だけ我慢してみる

といった具合で尿意を感じたら少しずつ我慢する時間を伸ばしていくようにします。

この訓練を続きていくと、収縮していた膀胱の緊張が徐々に緩んできて、急な尿意が落ち着いてきます。

訓練のコツ
自宅で訓練するようにしてください。
いつでもトイレに行くことができるという安心感が心に余裕を作ります。

トイレの間隔が2時間毎になるように挑戦してみてください。

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骨盤底筋体操

骨盤底筋が弱っていると、本来の排尿システムがうまく機能しなくなり尿もれの原因となってしまいます。
骨盤底筋の、特に尿道括約筋という筋肉を強くすることは、過活動膀胱や切迫性尿失禁の改善に役立ちます。

やり方はとっても簡単です。

お尻の穴をキュと締めたり緩めたりするだけです。

具体的に見てみましょう

骨盤底筋の場所ですが、ちょうど自転車に乗ってサドルに当たる部分とイメージすれば良いです。

1.体の力を抜いてリラックスします。
体が緊張していると骨盤底筋をうまく締めることができません。
ゆったりとした気分になりましょう。

2.姿勢について
背筋を伸ばして、足は肩幅くらい開きます。
立って行っても良いし、椅子に座った状態や仰向けに寝てよっても大丈夫です。

3.肛門をキュッと2秒締めて、2秒緩めます

4.今度は肛門を締めて5秒間キープします。
そして5秒ほど緩めます。

5.3.4.を5回ずつ繰り返すのを1セットとして、1日10セット行うのが目安です。

骨盤体操の効果は?

早い人だと3週間位で効果を感じられる場合がありますが、大体は3ヶ月位かかります。
毎日続けることが大事ですので、コツコツやっていきましょう。

体操を続けるコツは

体に良い体操であってもつい忘れてしまうものですよね。
そこで、自分なりのルールを決めておくのがよいです。
たとえば
「トイレに行く時」
「テレビを見ていてCMになったら」
「歯を磨いている間に」
「朝晩の新聞を読む時に」
など、何かのついでに行うと続けやすいですよ。

まとめ

尿トラブルは毎日の生活をモヤモヤとしたものにしてしまいます。
何をやっていても頭から「オシッコ」のことが離れなくて気分もすっきりしませんよね。

今回ご紹介した「膀胱訓練」と「骨盤底筋体操」は簡単にできるものですので生活の中に取り入れて訓練してみましょう。

そして行きたかった旅行や友達との外出を大いに楽しんでください。

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