静電気が発生しにくい衣類の組み合わせとは?


冬場に多く発生する静電気ですが、着ている衣類の組み合わせによって発生しやすいものと発生しにくいものがあります。

着る服の組み合わせ次第で静電気を抑えることができるならば嬉しいし実践してみたいですよね。

そこでここでは、
・どんな服の組み合わせならば静電気が発生しないのか?
・静電気を発生させない生活上の注意点
についてお伝えしたいと思います。

スポンサードリンク

そもそもなぜ静電気は発生するの?

静電気は衣類同士がこすれることによって発生します。

衣類の素材には
プラスの電気を帯びやすいもの(プラス素材)と
マイナスの電気を帯びやすいもの(マイナス素材)があります。

そのプラス素材とマイナス素材がこすれることで
マイナス素材にはマイナスが帯電し
プラス素材にはプラスが帯電します。

するとマイナス素材はプラスを、プラス素材はマイナスをそれぞれ引き合うので静電気が発生してしまうという仕組みになっています。

どんな素材がどちらの電気を帯電するの?

下記の表を見てください。

マイナスに帯電する アクリル
  ポリエステル  
アセテート
帯電しにくい
綿
レーヨン
絹(シルク)
ウール
プラスに帯電する ナイロン

これはどんな素材がプラス/マイナスどちらの電気を帯電しやすいかを表した表です。
上に行くほどマイナスに帯電しやすく
下に行くほどプラスに帯電しやすくなります。

プラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電しやすい素材を組み合わせると静電気が発生しやすくなります。
一番上のアクリルと一番下のナイロンは両極端なので静電気が発生しやすい組み合わせです。

またこの表で隣や近い位置にあるものは静電気が発生しにくい組み合わせです。
例えば
アクリルとポリエステルや、アクリルとアセテート
ナイロンとウールや、ウールとレーヨン
などは静電気が発生しにくい関係にあります。

同じ素材同士では当然帯電する電気が同じなので静電気は発生しません。
また、麻や綿はそもそも電気を溜める性質ではありませんので、他のどの素材と組み合わせても静電気は発生しません。

まとめ
静電気が発生しやすいか、それとも発生しにくいかは、上記の表をご覧になり、
静電気が発生しにくい組み合わせは
・同じ素材同士
・表で隣、または近い位置にあるもの
・電気を溜めない麻、綿との組み合わせ
となります。
冬場に服を選ぶ際には、静電気の事を考えた場合には素材にも注目してくださいね。

コーディネートは素材選びがポイント

静電気を発生しやすいコーデ

ポリエステル素材のスカートとナイロンのタイツ
ポリエステルのシャツにウールのカーデガン
これらはプラス素材とマイナス素材の組み合わせなので、静電気を発生しやすいです。

静電気を発生しにくいコーデ

綿のシャツにポリエステルのコート
ウールのセーターにルールのマフラー
綿は電気を溜めにくい性質があるので何と組み合わせてもOK
またウールとウールのように同じ素材同士だと静電気は発生しにくいです。

スポンサードリンク

静電気を発生させない方法とは

素材の組み合わせで静電気が起きやすい、起きにくいはありますが、素材だけを見て服を選んでもオシャレはできませんよね。
大切なのは、静電気を発生させない環境つくりです。
では静電気を発生させない方法について見てみたいと思います。

部屋の湿度を上げる

静電気は空気が乾燥すると発生しやすくなります。
湿度が高いと電気は水分を通して自然と放電されるので人体や衣類に溜まりにくくなります。

加湿器などを使って部屋の湿度を上げてください。
しかし湿度を上げすぎるとカビやウイルスにとって増殖しやすい環境になってしまいますので、湿度60%を上限に加湿してみてください。

部屋では靴下を履かない

お部屋の中で静電気が溜まる場面は、カーペットと靴下の摩擦で起きることが大きいです。
素足ならば帯電しにくいので、部屋の中では靴下、スリッパは履かず素足でいることがよいです。

静電気除去剤を使う

ライオンのエレガードの様なスプレータイプのものを衣類に吹きかけると簡単に静電気の発生を抑えてくれます。
効果はお洗濯をするまで持ちますが、念のため出かける前にスプレーするとより安心です。

まとめ

静電気の多くは服と服がこすれ合うことで発生します。
これは、素材によってマイナスの電気を帯びるものとプラスの電気を帯びるものがあり、プラス素材とマイナス素材がこすれるとプラス+マイナスで静電気が発生します。

衣類を重ねて着る場合は、
同じ素材のものにする
プラスまたはマイナスの同じ電気を帯電する素材を組み合わせる
帯電しない綿や麻を組み合わせる
これらによって静電気の発生は抑えることができます。

冬は寒いのでたくさん重ね着をしてしまいます。
ちょっとだけ素材に注目することで嫌な静電気を感じなくて済みますので。コーデする際の参考になさってください。

静電気に負けないでおしゃれしちゃいましょう!!

スポンサードリンク

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑