衣替えをしようと思い、タンスの中からシャツを取り出してみると、しまうときには真っ白だったシャツに黄ばみがついてる！！

そんな経験はありませんか？

特にお気に入りの服が黄ばんだりしているとショックですよね。

できればきれいなまま次のシーズンも着たいものです。

そこでここでは

衣類が時間が経つと黄ばんでしまう理由とは？

衣替えの時に見つけた古いシミや黄ばみは、洗濯で落としきれなかった皮脂やたんぱく質が空気によって酸化して黄色くなったものです。

しっかり洗濯をしていても綿や麻なのどの繊維は生地の目が粗いので、どうしても汚れが奥の方に溜まってしまい落としきれないんです。

洗濯した時は見た目は汚れが取れてキレイなんですが、タンス等にしまって時間が経つと汚れが残っていた部分が黄ばみとして出てきます。

それでは見つけたシャツの黄ばみを落とす方法をお伝えしたいと思います。

シャツの黄ばみをキレイに落とす方法とは？

ここでご説明する方法は家にある洗剤をちょっと工夫して使うというものです。
手間に感じるかもしれませんが、生地を傷めず黄ばみをしっかり取る方法なので是非とも試してみてください。

といっても洗剤同士を混ぜ合わせて使うものなので難しいことはありません。

まずは汚れ落としの基本となる洗剤を作ります。
（ここではベースリキッドと呼びます）

100円ショップで購入できる150mlのスプレーボトル3分の1に消毒用エタノールを入れます。
洗濯用の液体洗剤をエタノールの倍量入れます
（エタノール１：液体洗剤：２）
それを混ぜれば完成です。

洗濯用の液体洗剤はどんなのがいいの？

液体洗剤をポイントは、洗剤に蛍光剤と漂白剤の入っていない洗剤を選ぶことです。

洗濯用の液体洗剤ですが、色々試してみましたがオススメは「アタックネオ」と「スーパーナノックス」の2つです。どちらを使ってもよいのでお好みで選んでください。

このベースリキッドはどんな汚れにも使えるのでとっても便利です。
アルコールが入っているので多少は揮発します。
2週間を目安に使い切るようにするといいです。

つぎに漂白剤を作ります。
（ここでは酸素系クレンジング剤と呼びます）

用意するものは粉末の酸素系漂白剤と液体の酸素系漂白剤です。
作り方
粉末の漂白剤１に対して液体の漂白剤３を入れてよく混ぜてください。
それで完成です。

注意：必ず「酸素系」漂白剤を使ってください。
ぜったいに「塩素系」は使わないでください。

黄ばみの落とし方の手順

1.黄ばみになっている部分に上記で作った「ベースリキッド」をスプレーします。
2.40℃ほどのお湯につけてやさしくもみ洗いをします。
ここである程度の黄ばみは落とすことができます。
3.汚れていない生地に汚れ移りしないように汚れの下にタオル等を入れます。

4.酸素系クレンジング剤を歯ブラシを使って黄ばみ部分に付けていきます。
歯ブラシを使うことで手荒れを防止し、繊維にも馴染みやすくなります。

ここで登場するのが「アイロン」です。
汚れから約５センチ上からアイロンのスチームを３秒ほど当てます。
このスチームによって漂白剤の効果が増していきます。

３秒スチームを当てたらまた漂白剤を塗っていく
生地の状態を見ながら繰り返します。

するとどんどん汚れが薄くなっていくのがわかります。

その後40℃のお湯ですすぎます。

それが終わったら最後の作業です。
40℃のお湯1リットルに粉末洗剤を5グラム入れ、その中に服を入れて1時間ほど置いておきます。

使う洗剤は、弱アルカリ性で酵素の入った粉末洗剤を使用すると効果が高いです。

その後はいつもどおりに洗濯機で洗濯をしてください。

黄ばんだ部分がすっきりきれいになりますよ。

黄ばみがつかないように衣類を保管するには？

上記でお湯に溶かした洗剤の中に1時間浸しておいてその後洗濯をするという方法をご紹介しましたが、これは衣替えでしまうものに対して行えば、来年黄ばんでしまうのを防ぐ予防効果があります。。

一手間かけることで衣類の黄ばみを防いでくれますので是非とも試してみてくださいね。

まとめ

毎年のように衣類の黄ばみを発見しては落ち込んでいましたが、効果的に落とせる方法を知って黄ばみともサヨナラできそうですね。

でも重要なのは日頃のお洗濯ですので、そこは怠りなく行い、衣替えで長期保管する場合は、酵素入りの粉末洗剤をお湯で溶かした中につけておけば黄ばみ帽子になりますので、大事な服を長く着られるように一手間加えてみてくださいね。